松江市美保関で受け継がれ全国に愛好者のいる民謡が「関乃五本松節」です。江戸時代に美保関港に入港する船が目印にしていた5本の松を、眺望が遮られることを理由に当時の松江藩主が1本切ったことに悲しんだ人々が、やり場のない気持ちを歌にしたのがはじまりといわれています。唄だけでなく、踊りと三味線、太鼓も見どころとなっており、毎年全国大会が松江市美保関町で開催されています。映像では、毎年地元で歌舞音曲を好まれたと言われている美保神社で保存会員が華やかな着物に身を包んで開催される唄い初め式をご紹介します。
【県指定無形民俗文化財】
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